食を中心に
話題は、尽きない。
2025年4月1日、
食物栄養学科は新たな色の世界の扉を開くため、
フードデザイン学科に生まれ変わります!
フードデザイン学科 学科長
山本 謙治
農畜産物流通コンサルタント・農と食のジャーナリスト。株式会社グットテーブルズ代表取締役社長。慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。北海道大学農学院博士課程修了。現在は、農業・畜産分野での商品開発やマーケティングに従事。
誰かにとって価値ある未来の食を、
自分自身で生み出そう!
いま、世界は激動のさなかにあります。気候変動や人口増加、災害の多発などによって、食を巡る世界にもこれまでとは違う変化と対応が迫られています。こうした変革期には、それまでの価値観が通用しなくなるものです。一方で、新しい時代を自ら切り拓いていくチャンスとも言えます。食生活デザインコースは、食の未来を切り拓こうとする人のための、新しい食の学びの場です。
こんにち、食にまつわる課題は山積しています。SDGsの推進やエシカル消費について、日本は明らかにグローバルから遅れています。飽食の国といわれた日本ですが、明らかに栄養が不足している人がいます。よく噛み、呑み込むことが困難な方も多くいます。海外から日本の食を目指す各国のゲストが満足できる食事やサービスはまだまだ足りていません。
本コースでは「おいしいご飯を作る」ことを最終目標とするのでなく、「おいしくて、誰かの課題を解消できる価値ある食」をデザインすることを目標とします。そのため、本コースでは世界と食文化を理解する「グローバル・SDGs」、先端的な調理技術を学ぶ「テクノロジー」、食の情報を自ら伝える「メディア」、そして本学の伝統ある栄養学と調理技術を学ぶ「フードクリエイション」の4つの分野からなる講義を用意しました。ぜひ、食の大海原に一緒に船出しましょう。
新コースには夢のような
有名講師陣が集結!
これら4つのジャンルの
学びができます!
生きるうえで欠かすことのできない「食」には、
あなたとあなたの体内、
生活する外の世界と繋がっています。
目の前にある「食物」には、
土も空も過去も未来も日本も外国も、
すべてが詰まっています。
食について学ぶことは、
人生を豊かにすることにも繋がるのです。
グローバルSDGs
- フードデザイン論
- 食文化論
- フードマネジメント論
- フードプロデュース論
- エシカルフード概論
- 食と地域の課題論
山本 謙治先生
森山 たつを先生
海外飲食ビジネス体験インターンシップ「サムライカレー」を運営する、株式会社スパイスアップ・アカデミア代表取締役社長。年間約10大学で兼任講師及び研究員を務める。著書の出版、新聞やニュースでの連載など、全国の学生に国際的な視野と実践的な知識を提供。
森枝 卓士先生
日本の写真家、ジャーナリスト。日本写真家協会会員。大正大学客員教授。早稲田大学などでも食文化を講じる。アジアをはじめ、世界各地を歩き、写真や文章執筆で新聞、雑誌を中心に活躍。
テクノロジー
- おいしさの科学
- フードテック論
- 応用調理学Ⅰ
- 応用調理学Ⅱ
- 応用調理学習実習
樋口 直哉先生
作家・料理家。専門学校卒業後、フランス料理の出張料理人として活躍。第48回群像新人文学賞を受賞し作家デビュー。最新の調理理論に詳しく、調理機器にも深い知識を持つ。現在は、雑誌やウェブで活躍中。
緒方 胤浩先生
京都工芸繊維大学大学院でフードデザインとサービスデザインの研究に従事。KYOTO Design Labが主催し、Red Dot Design Award 2020とiF DESIGN AWARD 2021を受賞した「Food Shaping Kyoto」ではコンテンツデザイナーを務める。水野大二郎教授との共著『FOOD DESIGN フードデザイン 未来の食を探るデザインリサーチ』を出版。
メディア
- フードメディア
プロデュース論Ⅰ - フードメディア
プロデュース論Ⅱ
志賀 元清先生
服部栄養専門学校で講師として勤務後、顧問に就任。食のドキュメンタリーや、おいしい食べ方を伝えるレシピ映像、料理教室や食のセミナー等の出張ライブ配信サービスなど映像作家として活躍中。
フードクリエイション
- 栄養・調理
- 食空間デザイン
- 食料経済学
- フードスペシャリスト論
- フードコーディネート論
他にも各種基礎必須科目があります。
卒業後に活躍できる業界
食品工業
食品製造業/食品加工業/醸造業
食品
サービス
外食産業/中食産業/小売業
食品流通
卸売業/ECサービス/物流業
食品関連
食品製造機械関連業/食品リサイクル業/
食関連コンサルティング業/食関連メディア
修得できるスキル
- 俯瞰する
広い視野 - 課題解決
能力 - 企画
開発力 - 先端的な
調理技術 - SDGs的
食の視点 - 情報
発信力
- 食の問題や課題を発見し、解決に導くためのアプローチをとることができる
- 食産業の全体像を理解し、自分がどこで働くか、広い視野で選ぶことができる
- 栄養学・調理学の基礎を習得し、先端的な料理技術や知識も学ぶことができる
- エシカルでサステナブルな食のあり方を理解し、実践することができる
新たに導入した機器
最新の機器で
これからの食の未来を学べる機械です
「煮る・炒める・揚げる」をこなす
次世代IHクッキングヒーター
Reproは「30℃〜200℃(水温は30℃〜99℃)」で厳密に温度管理を行うIHクッキングヒーター。温度と時間のコントロールによって一流シェフの加熱を再現するので、効率的に料理を学べます。
100件以上のレシピから選んで本体に転送すれば自動で温度管理
未来に食の可能性を広げる
食品専用3Dプリンター
「FOODINI(フーディーニ)」
Foodiniは、精密でインテリジェントなキッチンアプライアンスです。ほとんどすべての食品を高精度で出力できるよう設計・開発されています。デザイン、フード、テクノロジーの完璧なレシピを提供します。
時代のニーズに応える
科目に対応した最新の施設・設備
DIGITAL STUDIO
大型スクリーンやプロジェクターを設置。多様化する時代に必要な「プレゼンテーション能力」を磨けます。
食品加工が学べる FOOD LAB
テイスティングや食品加工が学べる教室。エシカルフードや飲食サービスの企画などグループワークにも対応。