本日は3年生の『検査総合管理学』の講義がありました。
この科目では医学界の著名講師のお話を伺い、最先端医療の見識を広げるのが目的です。
本日の講師は、東京慈恵会医科大学 名誉教授 渡邊 直熙 先生をお招きしました。
本日の講義テーマは「IgEによる正と負の機能」免疫についてのお話です。
IgE とはアレルギーに係わる抗体で、なんと!これは日本人が50年も前に発見したのだとか。
アレルギーというと花粉症や気管支ぜんそくなどマイナス(負)のイメージが多くありますが、IgE には寄生虫の感染を防ぐのに効果があるなどプラス(正)の面もあるのだそうです。
寄生虫感染によってIgE が増えるとアレルギーがひどくなる場合や、逆に人によっては良くなる場合もあるそうで、人の体や免疫機能とは不思議ですね。
学生たちも普段は接する機会のない著名な先生からのお話に熱心に耳を傾けていました。
このようなお話を聴くことで、これからの就職・進学にもプラス(正)になってくれることを願います。 Y.K