カンボジアの国立3病院および国立大学病理学講座の臨床検査技師が約1週間,病理医は1日臨床検査学科に病理技術の研修に来ました。

これは途上国支援事業のうちの厚生労働省プロジェクト『子宮頸がん検診のための病理技術者育成と体制整備事業(カンボジア):Quality Improvement of Pathology Specimens in Human Resource and System Developments for Cervical Cancer Screening in Cambodia (Cambodia Cervical Cancer Project)』の一環で、当校病理学の廣井教授がカンボジアの病理技術向上を国立研究開発法人国立国際医療協力センターより委嘱されたことによります。背景には臨床検査技師の作製する病理・細胞標本がよくないと正確な病理診断ができないことがあげられます。私たち学生は少ししかカンボジアの臨床検査技師とふれあうことはできませんでしたが、良い経験、刺激になりました。臨床検査データから医療を支える臨床検査技師の大切さ、責任を改めて理解するとともに、さらなる責任感とやる気が出てきました。そしてこのような学校で学べることを誇りに思います。

*オークンとはカンボジアの言葉(クメール語)でありがとうの意があります。